目次
歴史がいちばん古い! 陰イオン界面活性剤(アニオン界面活性剤)
陰イオン界面活性剤は、その名の通り、水中で陰イオン(マイナスイオン)になる界面活性剤。
一般的な固形タイプの石けんがこれに該当し、その歴史は界面活性剤のなかでいちばん古いです。
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)やラウリル硫酸ナトリウムなども陰イオン界面活性剤です。
泡立ちが良く、温度の影響を受けにくいため、洗剤やシャンプーなど幅広く使われています。
一般的な固形タイプの石けんがこれに該当し、その歴史は界面活性剤のなかでいちばん古いです。
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)やラウリル硫酸ナトリウムなども陰イオン界面活性剤です。
泡立ちが良く、温度の影響を受けにくいため、洗剤やシャンプーなど幅広く使われています。
「逆性石けん」なら聞いたことある人も多いはず! 陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)
陰イオン界面活性剤と逆で、水中で陽イオン(プラスイオン)になる界面活性剤。
水中で陰イオンになる石けんとは逆の性質なので、「逆性石けん」と呼ばれることもあります。
「○○アンモニウム塩」と書いてあるものが代表的な成分で、そのほかに有名な陽イオン界面活性剤としては、ベンザルコニウム塩化物があります。
マイナスに帯電している物質に強く吸着し、柔軟性や帯電防止性、殺菌性などを示すため、柔軟剤、リンス、消毒剤などの目的で使われます。
水中で陰イオンになる石けんとは逆の性質なので、「逆性石けん」と呼ばれることもあります。
「○○アンモニウム塩」と書いてあるものが代表的な成分で、そのほかに有名な陽イオン界面活性剤としては、ベンザルコニウム塩化物があります。
マイナスに帯電している物質に強く吸着し、柔軟性や帯電防止性、殺菌性などを示すため、柔軟剤、リンス、消毒剤などの目的で使われます。
どっちも持たせちゃえ! 両性界面活性剤
水に溶けたときに、その水がアルカリ性なら陰イオン界面活性剤、酸性なら陽イオン界面活性剤の性質を示すのが両性界面活性剤。
親水基の部分に、プラスイオンになる部位とマイナスイオンになる部位の2つがあり、水のpHによってどちらかが顔を出し(イオン化)ます。
「カルボン酸塩型」「アミノ酸型」「ベタイン型」などに分類され、単独で使われるというよりも、洗浄力や起泡力を高める補助剤として使われることが多いです。
親水基の部分に、プラスイオンになる部位とマイナスイオンになる部位の2つがあり、水のpHによってどちらかが顔を出し(イオン化)ます。
「カルボン酸塩型」「アミノ酸型」「ベタイン型」などに分類され、単独で使われるというよりも、洗浄力や起泡力を高める補助剤として使われることが多いです。
使いやすさ重視! 非イオン界面活性剤(ノニオン界面活性剤)
これまでに出てきた界面活性剤と異なり、水に溶けてもイオン化しない界面活性剤。
水の硬度などに影響されにくく、ほかの界面活性剤と併用されることも多いです。
代表的な成分には「○○エステル」「○○エーテル」「○○エタノールアミド」「○○グルコシド」のような語尾がついていて、ほかにセタノールやステアリルアルコールというアルコールも非イオン界面活性剤に分類されます。
ものすごく使いやすい界面活性剤なので、洗剤やシャンプー、食品添加物など幅広く使われています。
奥が深過ぎて、ざっくり説明するか、細かく説明するか二極化してしまう界面活性剤。
これをどう日常生活で活かせるかは別途考えていただくとして(はい、丸投げです)、実は身近ないろんなところで役に立っているんだということをわかっていただければ何よりです。
水の硬度などに影響されにくく、ほかの界面活性剤と併用されることも多いです。
代表的な成分には「○○エステル」「○○エーテル」「○○エタノールアミド」「○○グルコシド」のような語尾がついていて、ほかにセタノールやステアリルアルコールというアルコールも非イオン界面活性剤に分類されます。
ものすごく使いやすい界面活性剤なので、洗剤やシャンプー、食品添加物など幅広く使われています。
奥が深過ぎて、ざっくり説明するか、細かく説明するか二極化してしまう界面活性剤。
これをどう日常生活で活かせるかは別途考えていただくとして(はい、丸投げです)、実は身近ないろんなところで役に立っているんだということをわかっていただければ何よりです。