2021年4月8日 更新

複雑なのにはワケがある――【クローズアップ!人体】第5回「耳の形」

あなたに最も身近な、自分の体。体のこと、健康のことをもっと知っていきませんか!

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耳の形にクローズアップ!

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今回注目するのは、比較的目立つ部分、「」です。
なんだか不思議な形で、アクセサリーで飾るほか、長く尖らせてみたり、ネコミミを増やしてみたり、チャームポイントとしても大活躍の耳にクローズアップしてみましょう。

どんな仕組み?

外から見える「耳」は「耳介」とも呼ばれ、一般に凸凹した複雑で不思議な形をしています。
耳介は音を聞く仕組みの一部で、パラボラアンテナのように音を集め、耳の穴の奥にある「音を聞く仕組み」に送り込んでいます
この音を聞く仕組みは、
外の音:空気の振動 ⇒膜の振動 ⇒骨の運動 ⇒液体の振動 ⇒神経に生えた毛の傾き ⇒電気信号 ⇒脳
という壮大な伝言ゲームでありながら、とても複雑・繊細です。年齢とともに耳が遠くなるのも、これだけ複雑な仕組みを考えると無理もありませんね。

なぜそうなるの?

さらに、耳が2つあって、凸凹した形をしているのには理由があります。それは、音の方向を立体的に把握するためです。
まず、耳介が2つ一組で左右にあることで、音が届く時間差を把握して音源の水平方向を判断しています。
そして、耳介の凹凸構造に音が反射したときの音色の変化で、音源の垂直方向が判断できるようになっています。
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このように、耳の形状に意味があることが研究されていて、形状の各部には名前がつけられています。
よく知られているのは「耳垂(耳たぶ)」ですが、このほか、「ダーウィン結節」「三角窩」「対耳輪」「耳輪脚」などといった十数個に分類されています。

ちなみに・・・

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動物の耳は、さまざまな方向に動かして音を聞くことができたり、耳から放熱して体を冷やしたり、けっこう多機能ですが、人間だって負けていません。小耳に挟んだり、壁から生やしたり、やけどを防いだりできます。
さらに、耳の形状が人それぞれで、まったく同じものがないことから、バイオメトリクス(生体認証)にも利用できると考えられています。
ヒトの耳はその人のチャームポイントどころか、個人情報としても役立つようです。
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さばネコ さばネコ

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