2020年12月14日 更新

子育て世代は全集中! 子どもの虫歯対策まとめ

「健康な歯は一生の宝」! 食べる、噛む、歯をみがく・・・お口の生活習慣は子どもの頃に身につきます。子どもの大切な歯を虫歯からしっかり守りたい! そう思うのが親心。ぜひ、虫歯対策としてオーラルケアの基本を押さえておきましょう。

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虫歯菌は身内から感染!? よもやよもやだ!

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虫歯は「細菌(ミュータンス菌など)」「糖」「歯の質」という3つの要素が重なったとき、時間の経過とともに発生します。口の中にいる細菌が糖から歯垢を作りだし、歯垢の中で糖から酸を作り、この酸が歯のエナメル質からカルシウムやリンを溶かすことで、歯は虫歯になっていくのです。とくに、乳歯は、永久歯に比べてエナメル質が薄くやわらかいため、酸に弱く、虫歯になると進行が早いので要注意。

また、子どもの頃は、年齢によって口の中の状況が大きく変化する時期なので、虫歯予防には成長に応じた歯みがきや、フッ素(フッ化物)の利用、食生活などに注意する必要があります。

さて本来、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌はありません。しかし、離乳期などに虫歯菌をもった保護者からの口移しや、食器の共有などから、虫歯菌が移ってしまうことが多と言われています。ママ、パパがどんなに気をつけていても、知らないうちにおばあちゃん、おじいちゃんが、口移しなどやらかしてしまうことも“あるある”ですね(強く言いにくいし困るわー!)。

ですが、虫歯菌があってもしっかり毎日、食後や就寝前に歯みがき(仕上げみがき)を行うことで、虫歯は防ぐことができます。また、親が入念に歯みがきしているところを見せるのも重要! 「(チラッ)よし、よし、見てるな・・・」と意識しつつ、ママ、パパもご自身のオーラルケアを日頃から心がけましょう。

自分でみがけても…親は仕上げみがきに心を燃やせ!

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歯みがきをスタートするのは、乳歯が生え始める生後6カ月~1歳くらいが目安とされています。この時期から徐々にハブラシに慣らしていって、乳歯が生えそろう2歳半ぐらいまでには、親の仕上げみがきと自分みがきがスムーズにできるようにしておきたいところです。

また、自分みがきができるようになっても、親が仕上げみがきを必ずして、虫歯予防をすることが大切です。小児歯科学会では、食後は早めに歯みがきをして、歯垢とその中の細菌を取り除くことが重要としています。できれば5分以上はしっかりと行いましょう。

虫歯予防にはこのほかに、規則正しい食生活もポイントです。おやつの回数が多かったり、長い時間ダラダラ食べたりする習慣があると虫歯になりやすくなります。おやつの回数やおやつの食べ過ぎに気をつけましょう。子どもが食べなくなって大量に余ったおやつ(味のうっすいおせんべい的なやつとか)をひたすら親が食べるのも“あるある”ですね(軽過ぎて腹にたまらねー! しかも大概しけってるー!)。

時短にもなる子ども用のお口ケアアイテムはマスト!

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「子どもがイヤがるし…」「時間がないのよ…」などさまざまな理由で、適切な方法でお口のケアができない方も多いと思います。ドラッグストアには、子ども用オーラルケアアイテムがわんさか並んでいますので、有効に活用していきましょう!

<ハミガキ、ジェル、液体ハミガキ>は、フッ素を配合した薬用タイプや、酵素を配合したものなどがあり、子どもの好みに合わせた味も多数ラインナップされています。

<ハブラシ、フロス、シート>は、子どもの成長に合わせてヘッドサイズやハンドルの長さが選べるハブラシや、フレーバーとカラーで楽しくケアできるフロスなど、バラエティ豊かです。

そのほか、トクホのキシリトール配合のタブレットなども歯みがき後の習慣としておすすめです。

歯みがきグッズについて、ぜひ店頭で相談してみてはいかがでしょう。
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