最近話題の「大人用粉ミルク」とは?

「粉ミルクは赤ちゃんや子どもが飲むもの」そんなふうに考えていませんか?   ところが、ここ最近は「大人が飲む粉ミルク」がトレンドになっているようです。 なぜ? どうして粉ミルク? その実態は…?

目次

なぜ粉ミルク?

「粉ミルク」といえば、「赤ちゃんが飲むもの」と思っている方も多いはず。
しかし、ドラッグストアで健康食品コーナーを覗いてみると、青汁などとならんで「大人用粉ミルク」の姿がちらほら…。

そう! 今や粉ミルクは大人向けにも需要が高まりつつあるんです!
とくに、健康を意識しているシニア世代の方に!

理由はいたってシンプル。
シニア世代の方は、ご自身が粉ミルクを与えた経験から、「赤ちゃんが飲むミルクなら栄養もあるだろうし、自分にも使えるのでは?」と考える方が多いためなんです。
言われてみれば確かに! と思っちゃいますよね。
実際、そうした声を受けて「大人用粉ミルク」を開発したというメーカーもあります。

育児用粉ミルクと何が違うの?

でも、「育児用粉ミルク」と「大人用粉ミルク」、いったい何が違うんでしょうか?

これもまたいたってシンプルですが、「入っている栄養素」が違います!

育児用粉ミルクは、文字通り「育児」のための粉ミルクなので、「赤ちゃんが成長するために必要な量」のカロリーや栄養素などを含んでいます。
赤ちゃんは食事をミルクだけで済ませるので、五大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂肪・ビタミン・ミネラル)がバランスよく含まれているわけです。

一方、「成長が終わった」大人に必要な栄養素は、赤ちゃんとは違いますよね。
年齢とともにカルシウムや鉄分の不足を感じる方や、朝のスッキリ感不足や美容に対して意識したりする方など、必要な栄養素は人それぞれ多岐にわたります。
そのため、大人用粉ミルクは、育児用粉ミルクの栄養バランスをもとに、カルシウムやビタミンD、乳酸菌、コラーゲンなど、大人が必要とする栄養素を追加してつくられているんです。

ミルクなので食事といっしょに摂りやすいのもポイント。
ゴクゴク飲んで不足しがちな栄養素を補えるのはうれしいですね。
ちょっと気になるカロリーは、商品によってバラバラなのでパッケージを見てご確認を。

ひと味違う「通」の飲み方はコレ!

ただお湯に溶かして飲むだけでも、もちろんおいしい!
でも、赤ちゃんと違って、ちょっと冒険してみることができるのも大人の醍醐味。

というわけで、大人用粉ミルクのおいしいとり方を少しだけ教えちゃいます!
【初級者編】
・コーヒー、紅茶に混ぜる
クリーミングパウダー代わりに混ぜれば、ミルクコーヒー、ミルクティーのできあがりです。
常温~40℃くらいの飲み物に入れると粉ミルクの風味を損なわなくてGOOD。

・青汁に混ぜる
抹茶ラテ風味になってちょっとリッチな気分に。
ただし、乳酸菌入り青汁と乳酸菌入り粉ミルクを混ぜると、おなかにすごい量の乳酸菌が流れ込むので、混ぜる前にパッケージを確認して摂り過ぎにならないようにしましょう。
【中級者編】
・スムージーやアイスに!
牛乳の代わりに粉ミルクを使って野菜スムージー・フルーツスムージーに。
卵があれば、ミルクアイスも作れちゃいます。
朝食にもおやつにもぴったりです。
【上級者編】
・スイーツに!
レシピに牛乳や生クリームを使っているスイーツなら、それを粉ミルクに代えるだけで何にでも応用できちゃいます。
プリン、パンケーキ、生キャラメルなどなど、バラエティ豊富です。

最後に

いかがでしたか?
今後、大人用粉ミルクの認知度がさらに上がり、ちょっとしたブームがくる可能性も高いはず。
ぜひ、ご自身の健康・美容のために試してみてはいかがでしょうか。
もしお孫さんがミルクを飲んでいたら、大人用粉ミルクを飲みながら話をする…なんていうのも楽しいかもしれませんね。