2019年9月11日 更新

コーヒーと薬の併用は、カフェイン過剰になるか――  一方、エナドリは?

コーヒーと医薬品の併用で、気になるカフェインの過剰摂取。また、エナジードリンクなど、カフェインが多い飲料の飲み過ぎも注意喚起されています。そこで、カフェインを含む薬と食品の併用や、カフェインの含有量、過剰摂取の可能性について、調べてみました。

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過剰なカフェインの量とは―― 医薬品の基準から考えてみる

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「コーヒーを薬と併用するとカフェインの過剰摂取になる」
そんな心配をする方も多いのではないでしょうか。
過剰なカフェインは、胃に悪影響を及ぼすおそれがあるほか、心臓のはたらきにも影響するため、場合によっては命にかかわることも。

では、そもそも、“過剰摂取”になるカフェインの量とはどのくらいなのでしょう?

それを知るための参考として、基準が厳格な医薬品のカフェイン配合量の規定を見てみましょう。

医薬品や医薬部外品に含まれるカフェインの1日最大配合量は、製剤ごとに定められています。
<代表的な製剤におけるカフェインの最大配合量の例>
「ビタミン含有保健薬(ドリンク剤など)」
1日最大:50mg
(参考)「リポビタンD」(大正製薬)1本(100mL)中に50mg

「かぜ薬」
1日最大:150mg

「解熱鎮痛薬」(頭痛薬)
1回最大:120mg、1日最大:250mg

「眠気防止薬」
1回最大:200mg、1日最大:500mg
製剤ごとにバラつきがありますが、市販薬の中でも最大級のカフェイン量を配合できる眠気防止薬の「1回200mg」「1日500mg」というのが、過剰摂取のひとつの目安になるでしょう。
これと比較すれば、薬と併用して過剰になるかどうか、一日にどのくらい飲むと過剰なのかがわかるハズ。

では、食品やドリンクなどに含まれるカフェインの量について見ていきましょう。
 

飲み物のカフェイン量は―― 薬との併用に注意

 (1893)

さて、カフェインといえば、コーヒーやお茶ですよね。
これらの飲料に含まれるカフェインの量は、このようになっています。
<1杯 200mL に含まれるカフェインの量>
コーヒー :約120mg
煎茶   :約40mg
紅茶   :約60mg
烏龍茶  :約40mg
※「五訂増補日本食品標準成分表」による算出
多い! けっこう多いですね、コーヒーのカフェイン。
薬と比較しても、かなりのカフェイン量なのがわかります。
数回飲めば、薬の最大量を超えるほど。
となれば、痛み止めをコーヒーで飲んだりするのは避けるべきでしょう。

また、その他の飲料もそれなりにカフェインが多く、飲む量によっては、薬と併用しなくても過剰摂取になるかもしれません。

「日常的な飲み物だからカフェインの量を気にしなくていい」
そんな思い込みはキケンです。

では次に、エナジードリンクについて見ていきましょう。
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