【ドラレポ】手作り感が最高! 人気のクラフトイベントに潜入してみた

美容・健康にまつわる設備や、生活に役立つ情報、さまざまなイベントなどが盛りだくさんのドラッグストア。そんな“わくわく”空間で、買い物しかしないなんてもったいない! そこで、ウワサのドラッグストアを調査&レポートいたします!

目次

「子どもに人気のイベント」を調査せよ!

……なんて見出しを付けましたが、「せよ!」と命令したのも、調査したのも自分なんですけどね。

それはさておき、「横浜に、子どもたちに人気のクラフトイベントを開催しているドラッグストアがあるらしい」というウワサを耳にしました。

「横浜」「クラフトイベント」。きっと、ドレスやスーツに身を包んだ上品な子どもたちが、外国製の高額なクラフトキットを組み立てる様子を、小洒落たママがアフタヌーンティー片手にニコニコ眺める、そんなイベントに違いありません(偏見)。

「ええい、上流階級の暮らしってヤツをのぞき見してやる」とばかりに、さっそくパトロールに出発!

やってきたのはカメガヤ「Fit Care DEPOT北すすき野店」

「……なにここ、アメリカ?」(←行ったことはない)

体育館のように広大なスペースに、商品でいっぱいの棚が整然と並び、大きなガラス窓からは陽光がキラキラ差し込むという、おしゃれで開放感あふれる空間です。

お店の奥へ進むと、小さなテーブルと、かわいらしいイラスト付き紙袋の並ぶ棚が。どうやらここがクラフトスペースで、紙袋(キット)を購入してからイベントに参加する仕組みのようですね。

キットの値段は500円(税抜)。あ、あら? 意外と庶民価格じゃないですか。

……で、何を作るんですか?

本日のイベントは「石けんねんどキャンディー」作り。石けんなのに粘土、という謎の物体を使ってキャンディーを作るという、一度聞いただけでは理解が追いつかないイベントです。

かわいいイラストが描かれた紙の裏には、製作手順が書かれていました。

(1)石けんねんどを1/2使用します。1/2にしたねんどをさらに2つに分け、片方のみ3/4カットします(余ったねんどは補強が必要な箇所に使用)。

(2)2つに分けたねんどに、それぞれ違う色の絵の具を練りこんで丸めます。

(3)丸めたねんどを細長く伸ばし、組み合わせて端から内側へ巻いていきます。

(4)最後に棒を刺して形を整え、巻いたねんどが崩れないように裏側をつまんでくっつけます。

なるほどなるほど。

いよいよクラフトイベントがスタート!

イベント開始時間のちょっと前から、親子連れが続々とやってきました。今回の参加者は5人で、小さなテーブルはギュウギュウの満員状態。みな予約整理券を持っているので、「人気のイベント」っていうのはどうやら本当みたいですね。

イベント用に、初めから「石けんねんど」が切り分けられていたため、水性絵の具で色を付けるところからスタート。みな、自分の好きな色を2つ選んで、ねんどをねりはじめます。

ふと見ると、手もテーブルもグチャグチャのドロドロ。でも、ウェットティッシュがふんだんに用意されているので、汚れを気にせず一心不乱にネリネリできます。

ああ、これは子どもたち、絶対楽しいわ-。

※写真掲載にあたり、保護者の方に許可をいただいております。

※写真掲載にあたり、保護者の方に許可をいただいております。

ねんどの色付けが終わったら、机の上でコロコロして、棒状に形を整えます。

飲み込みが早くどんどん先へと進める子もいれば、ていねいな作業で高い完成度を目指す子もいて、「こんなに小さくても、性格って出るんだな」と妙な感慨を覚えました。

最後に棒を刺して形を整えれば、かわいいペロペロキャンディー風に。1~2週間ほど乾かせば、石けんとして使えるそうです。

※写真掲載にあたり、保護者の方に許可をいただいております。

なお、この説明を聞いてようやく「え? 石けんなの?」と驚くお母さんも。

何を作るか知らないまま有料イベントに参加しているところに、いかにお店が地域に密着していて、全幅の信頼を寄せられているかが垣間見えた気がします(あと、横浜市民のセレブさも)。

あなたの行きつけのドラッグストアでも、さまざまなイベントが行われているかも知れません。買い物に行ったとき、店頭にある掲示板の情報をチェックしてみては?

今回、取材したお店はこちら!

カメガヤ「Fit Care DEPOT北すすき野店」
住所:神奈川県横浜市青葉区すすき野3-7-9
TEL:045-909-0223

クラフト教室で先生役を務めていたのは、スタッフの林さん(左)と関口さん(右)。かわいいイラスト説明書付きのキットは、2週間前から2人でコツコツ準備した手作り品だとか。