ドラッグストアの広さ――ドラッグストアの処方せん

普段、何気なく買い物をしているドラッグストア。もはやなくてはならない存在です。そんなドラッグストアのことを、どこまで知っていますか？　そもそもドラッグストアって何なのでしょうか？　そんな疑問にお答えする「ドラッグストアの処方せん」、今回は、「ドラッグストアの広さ」についてです。

ドラッグストアはやっぱり広い!?

たくさんの商品を扱っているドラッグストアは、その分、お店も広いイメージがあります。日本チェーンドラッグストア協会によると、全国20631店舗（推定）のうち、4割以上にあたる9057店舗が「150坪以上300坪未満」で、次いで「60坪以上150坪未満（4049店舗）」「300坪以上（3763店舗）」となっていました。

150坪というとおよそ500平方メートル、20メートル×25メートルですから、25メートルプールを2つ並べたのよりやや狭いくらいでしょうか。300平方メートルだとその倍ですので、かなり広いという印象。150坪以上の店舗が6割以上もあるので、「ドラッグストアは広い！」というイメージは、あながち間違いではなさそうですね。

一方、駅ビルなど家賃が高かったりスペースがなかったりするところなどで、こじんまりとしたお店をみたことがある人もいるかと思います。広さの上限はとくに決められていませんが、下限は、「薬局等構造設備規則」という省令で定められています。

■「薬局等構造設備規則」第2条（店舗販売業の店舗の構造設備）第4号
面積は、おおむね13.2平方メートル以上とし、店舗販売業の業務を適切に行なうことができるものであること

13.2平方メートルだと、だいたい4坪、8畳くらいの広さということになります。8畳というと1部屋くらいですから、“ドラッグストア”というにはさすがに狭い気がしますね。
上述の調査では「30坪未満」の店舗数しか出ていないので、実際、ここまで狭いお店があるのかは不明ですが、大規模なお店が多いなかでは、おそらく貴重な存在でしょう。見かけたらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。