冬の乾燥肌に――あの注目の医薬品、ドラッグストアで手に入ります!

冬の乾いた肌を保湿し、凍えたお肌の血行を促す。ガサガサの乾燥肌にも、赤くむずがゆいしもやけにも、冬の肌悩みにファーストチョイスな塗り薬とは…

目次

医療用でも使われるヘパリン類似物質

冬の乾燥肌の薬といえば「尿素系」が有名ですが、ここでご紹介したいのは「ヘパリン類似物質」製剤です。
医療用としてよく知られるこの成分ですが、その肌へのはたらきには特筆すべきものがあります。

それがこの3つ。
1.保湿作用(角質水分保持増強作用)
2.血行促進作用(血液凝固抑制作用、血流量増加作用)
3.抗炎症作用(線維芽細胞増殖抑制作用)

肌をしっかり保湿し、同時に血行の促進まで行い、さらに悪いところがあれば炎症も抑えるというトリプル作用があるのです。
 

「ヘパリン類似物質」はドラッグストアで手に入ります!

この「ヘパリン類似物質」製剤は、医療用医薬品だけでなく、OTC医薬品として、ドラッグストアでも手に入れることができます。

効能・効果は
「手指の荒れ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮膚、きず・やけどのあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)、しもやけ(ただれを除く)打身・ねんざ後のはれ・筋肉痛・関節痛」
などとなっています。

保湿・血行促進による乾燥肌の改善効果だけでなく、ねんざや関節痛などにも効くのは意外ですが、血行促進や抗炎症作用が期待できるためなのでしょう。
 

「でも、さぞかしお高いんでしょう?」

ええ、おっしゃるとおり、ちょっとお高いんです

ヘパリン類似物質を主成分とする市販薬の場合、20~50gの製剤で、1000円以上、ものによっては2000円以上する場合もあり、安価な尿素系と比較してしまうと桁がひとつ多くなります。

でも、医療用医薬品と同じ濃度の3%配合製剤で、皮膚用薬としてははそれほど高価でもありません。
保湿だけではない幅広いその効き目は、乾燥肌などにとてもオススメです。

毎年、冬が来るたびに乾燥肌でお悩みのアナタ、この効き目を試してみませんか?