新型コロナ対策が効いた? さまざまな感染症が激減!

つらい自粛期間を、手洗い、マスク、そして消毒・除菌にがんばった結果は――驚くべきものだったのです。

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感染対策の予想以上の成果

こちらのグラフをご覧ください。
国立感染症研究所の「感染症発生動向調査週報ダウンロード2020年第30週(第30号)」における、今年7月頃までのインフルエンザの発生動向です。

おわかりでしょうか、今年2020年の発生件数が激減しています。
年間の関連死亡数が平均で1万人とされるインフルエンザの発生を、大きく抑えることに成功しています。
さらに、水ぼうそう(水痘)の発生も、非常に低いレベルとなっています。

このほかのさまざまな感染症も同様で、代表的な感染症の実績を次項に掲載しました。
こうした結果は、新型コロナウイルス感染症に対応した国民の外出自粛と、手洗い・マスクといった感染対策意識の高まりによるものでしょう。新型コロナ対策は、ほかの感染症にも有効で、効果的であることがわかったのです。
外出自粛は経済的な影響もあるので「どんどんがんばって」とは言いにくいのですが、手洗い・消毒は継続したいところです。

ドラッグストアなどの店頭で、消毒剤やマスクなどが十分手に入りやすくなってきましたから、今後も継続して感染対策意識をしっかりもって、秋以降のかぜ・インフルエンザシーズンを乗り切りたいものです。

その他の感染症発生動向

(感染症発生動向調査週報 2020年第30週 から抜粋)

※咽頭結膜熱:プール熱