二重マスクで感染対策! ウレタンマスクも大活躍!?

感染対策としては効果的でないとされるウレタンマスクや布マスクですが、使い方次第で活躍できる可能性が出てきました。そのキーワードは「二重マスク」です。

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ウレタンマスクが悪いわけではないのよ

ウレタンマスクや布マスクといえば、「フィルター性能が低い」「紙装甲」「入店お断り」など、あまり良い扱いを受けていません。
そもそも、ウレタンマスクや布マスクに求められているのは、せいぜい花粉レベルの大型粒子をフィルターできる程度の性能であって、どちらかといえば“おしゃれ感”が優先されるもの。ウイルス感染症の予防性能を求められるのは、いわば不当な扱いといえます。

そんななか、布マスクなどの活用法として注目されているのが「二重マスク」です。

二重マスクは感染予防に効果的か?

2021年2月、アメリカの疾病対策予防センター(CDC)により、「マスクを二重にすること」に関する研究結果が報告されました。(CDC「Improve How Your Mask Protects You」
それによると、「二重にするとマスクの隙間がふさがって良い場合がある」とのこと。
そもそもマスクは、正しく付けて、顔にしっかりフィットさせることが大切。しかし、サージカルマスクは、その形状から、正しく着用していてもある程度のスキマができてしまいます。
そこで、マスクの上に布製のマスクをすることで、スキマがふさがって有効性アップが期待できるかどうかが実験されました。結果は、サージカルマスクの上に布マスクをしたほうが、サージカルマスク単体よりも飛沫の量が低減されたのです。

なお、ここで注意しておきたいのが、サージカルマスクを二重にするのはNGということ。これは、顔面へのフィット向上には貢献しないため、そして、二重にしてもフィルター性能は向上しないためです。

まず大切なのは、サージカルマスクを正しく装着することで、二重マスクはあくまでも、正しいマスクの装着の補助であることを忘れないようにしてください。

マスクは正しく装着!

二重マスクで感染予防もおしゃれに!

こうして、二重マスクによってサージカルマスクを顔面にフィットさせるためであれば、布マスクやウレタンマスクの活躍が期待できることになりました。サージカルマスクの防疫力を高めながら、見栄えも改善することができるのです。

使うのを控えていた、ウレタン製の小顔マスクやカラーマスク、手作りの布マスクにも、もう一度活躍してもらえますね!