カフェインがいっぱい! コーヒーに含まれるカフェイン量って…
では、どんなものに、どれくらいのカフェインが含まれているのでしょうか。
主な飲料中のカフェイン濃度は、次の通りです。
主な飲料中のカフェイン濃度は、次の通りです。
噂のエナジードリンクはさておき、コーヒーが一番かな、と思いきや、玉露がハンパないですね。コーヒーもさすがという感じのカフェイン量。それ以外の、紅茶やウーロン茶などのお茶類は、それなりといったところでしょうか。なお、コーヒーに含まれるカフェイン量は、粉などのインスタントでも、レギュラーコーヒーでも変わりません。
ちなみに、一般用医薬品のかぜ薬に配合されるカフェイン量は、1日あたり150mg、眠気防止薬に配合されるカフェイン量は、1回あたり200mg、1日あたり500mgが上限とされています。
単純計算で、烏龍茶のペットボトル(500mL)を2本飲めば、眠気防止薬1回分のカフェインを摂取することになります。暑い日などは、それくらいサクッと飲んじゃう人も結構いるんじゃないでしょうか。これだけカフェインが含まれているとなると、中毒性や依存性など、安全性がちょっと気になりますね。
なお、コーヒーと薬の併用、エナジードリンクのカフェイン量については、こちらの記事(「コーヒーと薬の併用は、カフェイン過剰になるか―― 一方、エナドリは?」)をご覧ください。
ちなみに、一般用医薬品のかぜ薬に配合されるカフェイン量は、1日あたり150mg、眠気防止薬に配合されるカフェイン量は、1回あたり200mg、1日あたり500mgが上限とされています。
単純計算で、烏龍茶のペットボトル(500mL)を2本飲めば、眠気防止薬1回分のカフェインを摂取することになります。暑い日などは、それくらいサクッと飲んじゃう人も結構いるんじゃないでしょうか。これだけカフェインが含まれているとなると、中毒性や依存性など、安全性がちょっと気になりますね。
なお、コーヒーと薬の併用、エナジードリンクのカフェイン量については、こちらの記事(「コーヒーと薬の併用は、カフェイン過剰になるか―― 一方、エナドリは?」)をご覧ください。
【“カフェインレス”コーヒーには、カフェインが入っている!?】
コーヒーは好きだけどカフェインの摂り過ぎが気になる、という方が愛飲しているカフェインレスコーヒー。実は、カフェインが入っていないというわけではないんです。
「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則」によると、「カフェインレスコーヒー」は次のように定義されています。
-----
公正競争規約第2条
(5)この規約で「カフェインレスコーヒー」とは、カフェインを90パーセント以上除去したコーヒーをいう。
-----
カフェインレスの表示があるからといってガブ飲みすると、カフェインの過剰摂取になるかもしれません!?
コーヒーは好きだけどカフェインの摂り過ぎが気になる、という方が愛飲しているカフェインレスコーヒー。実は、カフェインが入っていないというわけではないんです。
「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則」によると、「カフェインレスコーヒー」は次のように定義されています。
-----
公正競争規約第2条
(5)この規約で「カフェインレスコーヒー」とは、カフェインを90パーセント以上除去したコーヒーをいう。
-----
カフェインレスの表示があるからといってガブ飲みすると、カフェインの過剰摂取になるかもしれません!?
ついに判明!? コーヒーの致死量!!
眠気防止薬の上限はわかりましたが、じゃあ、コーヒーの上限量、つまり、致死量はどれくらいなのでしょうか。
カフェインの毒性に関しては、OECD(経済協力開発機構)の「SIDS」(Screening information data set:スクリーニング情報データセット)において、「LD50」(50%致死量:半数が死に至るという量)が示されています。LD50は、薬物などの毒性の指標として用いられているものです。
カフェインの毒性に関しては、OECD(経済協力開発機構)の「SIDS」(Screening information data set:スクリーニング情報データセット)において、「LD50」(50%致死量:半数が死に至るという量)が示されています。LD50は、薬物などの毒性の指標として用いられているものです。
体重1kgあたりのLD50 | |
ラット | 200mg~400mg |
マウス | 185mg |
仮に、人間のLD50をマウスと同じ185mg/1kgとすると、60kgの人では約11gとなります。これが、半数の人が死亡するカフェインの量です。
この量のカフェインをコーヒーで摂取するとなると、いったいどのくらいの杯数が必要なのでしょうか。
標準的なコーヒーカップを140mLとした場合、そこに含まれるカフェインの量は60mg×1.4=84mg(0.084g)となります。
11gを摂取するには、11g÷0.084g=約131杯!
ほとんどありえない量ですね。
5分に1杯飲んだとしても、11時間くらいかかります。しかも18L以上のコーヒーを飲まなければいけないんです。絶対に無理ですね。
この量のカフェインをコーヒーで摂取するとなると、いったいどのくらいの杯数が必要なのでしょうか。
標準的なコーヒーカップを140mLとした場合、そこに含まれるカフェインの量は60mg×1.4=84mg(0.084g)となります。
11gを摂取するには、11g÷0.084g=約131杯!
ほとんどありえない量ですね。
5分に1杯飲んだとしても、11時間くらいかかります。しかも18L以上のコーヒーを飲まなければいけないんです。絶対に無理ですね。
ただこれは、マウスで調べた値であり、死に至るのは半数です。また、人間にあてはめたとしても、体重や健康状態などにより、この値は変わってくる可能性があります。そのため、これだけコーヒーを飲んだからといって必ず死亡するわけではありませんし、逆に、それ以下の量で死ぬ可能性も捨てきれません。
いずれにしろ、常識的なコーヒーの飲み方をしている限り、「コーヒーの飲み過ぎで死ぬかも!?」という心配はしなくてよさそうです。
コーヒー好きのみなさん。ひとまず安心ですね!?
いずれにしろ、常識的なコーヒーの飲み方をしている限り、「コーヒーの飲み過ぎで死ぬかも!?」という心配はしなくてよさそうです。
コーヒー好きのみなさん。ひとまず安心ですね!?