2020年11月10日 更新

コーヒーと薬の併用は、カフェイン過剰になるか――  一方、エナドリは?

コーヒーと医薬品の併用で、気になるカフェインの過剰摂取。また、エナジードリンクなど、カフェインが多い飲料の飲み過ぎも注意喚起されています。そこで、カフェインを含む薬と食品の併用や、カフェインの含有量、過剰摂取の可能性について、調べてみました。

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一方そのころ、エナジードリンクは―― 併用どころじゃなかった

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では、代表的なエナジードリンクなどの清涼飲料水に含まれるカフェイン量を見てみましょう。
<1本当たりのカフェイン量>
「レッドブル・エナジードリンク」(レッドブル):80mg(250mL)
「モンスターエナジー」(アサヒ飲料):142mg(355mL)
「コカ・コーラ エナジー」(コカ・コーラ):80mg(250mL)
「RAIZIN」(大正製薬):49.95mg(185mL)
「トップバリュ エナジーハンター」(イオン):195mg(300mL)
「サーフ エナジードリンク」(チェリオ/クリエイト エス・ディー):200mg(250mL)
「眠眠打破」(常磐薬品工業):120mg(100mL)
「メガシャキ」(ハウスウェルネスフーズ):100mg(100mL)
なんということでしょう! たった1本で、医薬品レベルのカフェインを含むエナドリがありました。
もうギリギリ。
それ以外のドリンクも、そのほとんどが「リポビタンD」よりも多くのカフェインを含んでいます。(大正製薬の「RAIZIN」は、ギリギリ「リポビタンD」以下ですね…)

したがって、エナジードリンクを飲む場合は、とくに、飲み過ぎに注意が必要だといえるでしょう。
これらの飲料は、薬のように1日に飲んでよい量が決められていません。ですから、利用者個人でカフェインの量を気にして、飲み過ぎに注意していきましょう。
 

おいしく楽しむために! ――気をつけたいポイント

カフェインの過剰摂取は比較的起こりやすいもので、コーヒーと薬の併用などは避けるべきだということがおわかりいただけたでしょうか。
健康を損ねないためにも、

「カフェインを含む飲料は、薬との併用を避ける」
「飲料のカフェイン量を把握して、過剰摂取を避ける」


を守って、コーヒーやエナドリを、おいしく楽しんでいただけたらと思います。
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