2019年9月30日 更新

災害に備えよう! 【1】避難所の過ごし方

地震、台風、火山災害など、多くの自然災害にみまわれる日本。危険性が高い場合、いきなり「避難指示(緊急)」(全員避難)が発令されることもありますから、日頃からの備えが肝心。いざというときに困らないように、「避難」に関する情報を知っておきましょう。

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避難所で具合が悪くなったときどうする?

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まずは避難所スタッフまたは医療スタッフに相談しましょう。下痢やかぜになってしまったときは栄養管理が大切です。ポイントは3つあります。

・ 脱水予防のために、こまめに水分をとる
・ 消化がよく軟らかい食事をとる
・ ビタミン・ミネラル類を積極的にとる
下痢や嘔吐がひどいときは、重症化する前に避難所の医師に相談しましょう。医師が不在だったり、ほかの受診者が多くてすぐに相談できない場合、まず重視するべきなのは脱水予防です。

脱水予防に効果的な水分補給法には、次のようなものがあります。
経口補水液
脱水時に失われがちな水分と電解質を速やかに吸収できるように、ナトリウムとブドウ糖の濃度をバランスよく調整した飲料。吸収率が水よりかなり高く、少量で効率的に補給できます。市販の経口補水液としては、特別用途食品「OS-1」(大塚製薬工場)などがありますが、手に入らないときは、手作りすることもできます。
<手作り経口補水液>

水1Lに対して砂糖40g塩3gを加えてよく混ぜる(ペットボトルを使うと簡単)。
●「重湯に少量の食塩を加える」「おかゆと薄めの味噌汁をとる
どちらもナトリウムとブドウ糖を含む組み合わせです。ドラッグストアなどで販売されているおかゆやインスタントみそ汁などを常備しておくと安心ですね。

自然災害は突然襲ってきますが、慌てず騒がずにすむように、事前にきちんと備えておきましょう。

(参考文献)
避難生活で生じる健康問題を予防するための栄養・食生活について
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みかん みかん

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