2019年9月18日 更新

続く台風シーズン! 防災用品、そんな装備で大丈夫か?

8月に次いで9月も台風の発生数が多いことをご存知でしょうか。“備えあれば憂いなし”! ここいらで防災意識をグッと高めてもらうために、マストな防災用品などをご紹介します。

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各地で災害が起きたときこそ防災グッズの見直しを!

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毎年のように台風などの自然災害により大きな被害が出ていることを受けて、各自治体が地域住民に防災グッズを配ったり、各家庭で自発的に緊急対応グッズを用意したりと、比較的“防災”に対する意識は高くなっています。

私も昨年、地域の自治会のリーダーとして防災訓練に気合いを入れて参加しました! 消防車による放水訓練では、水圧で腕をもっていかれそうになったり(まっすぐ狙いを定めるのが激ムズ)、炊き出しでは数を見誤って大量にアルファ米を余らせたり(結構うまいし種類も豊富!)、挙げ句の果てには土砂降りにより途中で中止・・・(いや、これだけは私のせいちゃう!)。

「うわっ…私の防災訓練、思い出多すぎ・・・?」といった感じですが、ご近所さんとの絆はグッと深まりました。

…防災グッズに話を戻します。一度防災グッズをそろえはしたもののそれっきり…という方も多く、定期的に点検するという意識はそれほど高いとはいえないのではないでしょうか。

そうこうしている間に、食料品の賞味期限や乾電池の使用推奨期限が過ぎているということも出てきます。

このため、各地で災害が起きたときこそ、改めてご自身の家庭の防災グッズの点検をおすすめしたいのです! 当然防災意識も高まっていますし、また「足りないもの」にも気づきやすいはず!

集中豪雨から自らの身を守る

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さて、防災グッズの見直しの前に、台風などによる集中豪雨が起きたときの備えについてここで確認しておきましょう。

まず、住んでいる地域では過去に水害や土砂災害の被害があったかどうかをハザードマップなどで確認しておきましょう。また、いざというときにどのように避難するか、避難場所と避難経路を確認しておくことも大切です。そして、非常時の持ち出し用の荷物を点検しておきましょう(これはあとで詳しく!)。

気象情報をつねに入手できるようにしておくこともポイント。台風の接近時は、最新の天気予報をこまめにチェックすることはもちろん、大雨警報や洪水警報が発表されたら速やかに避難準備をしておきましょう。

間違っても「心配だからちょっと田んぼの様子を見てこよう」、「コロッケを買ってこよう」などとは思わないでください! そして、アニメを鑑賞中、TVの気象情報によって画面がL字放送になったとしても「なんだよ! せっかくの神回が・・・」とか文句を言う前に、正確な情報収集を心掛けましょう。

危険を感じたら速やかに避難! 避難勧告や避難指示が発表されていなくとも、危険な場所にいる場合、避難に時間がかかる場合には早めに自主避難をしましょう。ただ、自宅の周辺がすでに浸水しているなど外に避難するのが危険なときは、自宅などの建物内で可能な限り高いところに避難するようにしましょう。

「非常持出品」「備蓄品」「常時携行品」をくまなくチェック!

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台風などの災害後に必要となるものは、貴重品や避難用具、生活用品、救急用具、非常食品などさまざまです。なので、防災グッズを「常時携行品」「非常持出品」「備蓄品」の3つに分けて見ていきましょう。

【常時携行品】
自宅にもしもの備えがあったとしても、自然災害はいつ、どこで起こるか分かりません。つねに持ち歩けて、いざというとき役立つ必要最低限のグッズが「常時携行品」です。懐中電灯や携帯ラジオ、スマホのモバイルバッテリー、笛・ホイッスル、避難用マップなど。とくに、笛・ホイッスルは、万が一閉じ込められたときに、居場所を他人に伝えるのに役立ちます。

【非常持出品】
災害後の救助や救援物資の到着までに最低限必要なものが「非常持出品」です。貴重品や避難用具をはじめとして、生活用品、救急用具、非常食品、医療品、カイロなどがあります。「生活用品」で予備の乾電池、「生活用具」で携帯トイレ(猫の砂なども応用できます!)、「非常食」で乾パンや缶詰、栄養補助食品、飲料水(一日当たり一人1.5L程度)などは“ぜひもん”でそろえておきたいところです。

【備蓄品】
災害時、電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて、保存の効く食料などを用意しておくものが「備蓄品」です。レトルト食品やインスタントラーメン、カップみそ汁、飲料水といった食料品や、「生活用品」として生活用水をためるためのポリ容器などです。さらには、ウエットティッシュやラップ、ビニール袋、簡易トイレ、水のいらないシャンプーなどを用意しておくと安心です。

9月はドラッグストアでも防災コーナーなどを展開しているところも多いと思いますので、ぜひ一度チェックしてみることをおすすめします。あと、防災訓練、結構楽しいよ(なにごとも真剣にやることが大切!)。
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