2019年11月27日 更新

<新ブランド米>もう食べた? 米どころからデビューした注目の品種

全国各地の米どころが研究を重ねて送り出した新ブランド米が続々とデビューしています。昔から変わらないようにみえるお米も、実は進化しているのです! ドラッグストアやスーパーなどで見かけたらぜひ試してみてください。

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長く続く「コシヒカリ」一強時代

日本のおいしいお米の代表格として知られる「コシヒカリ」。昭和31年に登場して50年以上経った今もなお、日本で最も多く栽培されており、全国の田んぼの約3分の1を占めています(※)。国内メーカーの多くは、炊飯器の開発にあたって「コシヒカリ」をおいしく炊くことを基準に作っているという話もあるほどです。

その「コシヒカリ」一強時代に、変化が訪れています。「コシヒカリ」は高温環境に強くありません。温暖化により気象が不安定になると、食味や品質が落ちることが懸念されます。また、食の多様化により消費者のコメ離れが進んでいます。それらに対応するため、全国各地の米の産地で、味や食感、暑さへの耐性などに優れた新しい品種の研究開発が進められています。
※ 資料:「平成30年産水稲の品種別作付動向」(米穀機構)
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平成の終わりから令和にデビューした新ブランド米

近年登場した新しい品種の中から、注目のブランド米をピックアップしてご紹介します。

●日本一の米どころ! 新潟県がプライドをかけて開発した「新之助」
お米の生産量日本一を誇る新潟県が、新品種の開発にあたって目指したのは、温暖化と台風などの強風にも負けない強さ、「コシヒカリ」とは違うおいしさ。一般販売されるまでに8年以上を要し、500種類の稲を交配させて育てられた約20万株の候補から選抜を繰り返して、最終的に選ばれたのが「新之助」です。平成29年にデビューしたこの品種は、1粒1粒がしっかりしていて、甘味とコクが強いのが特長。炊き立てはもちろん、冷めてもおいしいという点にこだわっています。冷めてもおいしいお米は、おにぎりやお弁当にもぴったりですよね。

また、「新之助」はさまざまな企業などとタイアップを進め、その魅力を広める取り組みをしています。お菓子や日本酒といったお米と親和性の高い商品だけでなく、なかには「新之助」から抽出した成分を配合したフェイスマスクなど、意外性のある商品も! この「新之助シートマスク」はドラッグストアなどで販売されていますので、チェックしてみてください! 水引をイメージしたロゴや紅白のパッケージが目印です。
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●山形県の人気ブランド米「つや姫」の弟分「雪若丸」
平成22年にデビューして以来、お米の食味試験で9年連続最高評価を得ているのが、山形のブランド米「つや姫」。その安定的で高品質なお米作りの秘密は、厳しい栽培・出荷基準が設けられていることにあります。「つや姫」は誰でも、どこでも作れるわけではありません。山形県が設けた基準や要件をクリアし、認定されて初めて生産ができるというシステムになっています。その上、収穫しても品質基準を満たさなければ、「つや姫」として売ることはできないという徹底ぶりです。「コシヒカリ」をしのぐほどおいしいと評価する声も多く、着実にファンを増やしています。

その「つや姫」に続いて、平成30年に山形県から誕生したお米が「雪若丸」です。なんと本格デビュー前に食味試験で最高評価を受賞! 白くつやのある粒の美しさは「つや姫」と似ていますが、炊きあがりがふっくらとしていてやわらかな「つや姫」に対して、「雪若丸」は噛みごたえのあるしっかりとした粒感が特長です。デビューして早々にテレビでカレーに合うお米として紹介され、話題になりました。
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●「ササニシキ」や「ひとめぼれ」を生んだ宮城県から登場した「だて正夢」
全国で「コシヒカリ」に次いで多く栽培されている「ひとめぼれ」。「ササニシキ」の後継米と言われ、寒さに強くて育てやすく、適度な粘りや甘味でバランスの良さが特長の人気銘柄です。

その「ひとめぼれ」を超えるおいしさを目標に、全国のブランド米に勝る品質の高いお米を生み出すべく開発がスタート。育成開始から12年を経て、平成30年に「だて正夢」がデビューしました。伊達政宗公の時代からの米どころ・宮城として、最高峰のお米を作る夢を叶えたという意味が込められています。絶妙な粘りが生み出すもっちり感と甘味が特長です。「だて正夢」をおいしく炊くコツは、水の量を少なめにすること。そうすると、はっきりとした粒感ともちもち感が楽しめるごはんが炊きあがります。
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●西の横綱「ヒノヒカリ」を超えるのはどれか!? 九州の米どころの新銘柄米
西日本を代表する人気銘柄の「ヒノヒカリ」は、平成元年のデビュー以来、味の良さで急速に普及が進みましたが、近年の温暖化で「ヒノヒカリ」は高温障害による品質低下が懸念されています。そこで、天候に恵まれない年でもおいしさを損なわない、次世代を担う新しい品種の育成が各地で進められています。九州の米どころでは、平成30年産の食味ランキングで特Aを受賞した佐賀県の「さがびより」や鹿児島県の「あきほなみ」なども、「ヒノヒカリ」に替わる品種として育成されたお米です。

平成30年に誕生した「くまさんの輝き」は、熊本県が15年かけて育成したオリジナル米です。夏の暑さでお米が白く濁るなどの品質低下が少なく、炊きあがりにつやがあり、粘りが強いのが特長です。

このように全国各地で新しい品種のお米が続々とデビューし、選択肢はどんどん増えています。価格重視で銘柄や味を気にしないという人も、品種や産地、味、ネーミングやパッケージなど、いつもとは違う視点で選んでみてはいかがでしょうか。
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