お家のホコリ対策で生活空間を清潔に保つ！

ちゃんとお掃除をしていても、知らず知らずのうちにたまっていくホコリ。衣類の繊維や皮脂、髪の毛、外から入ってきた土砂などが混ざり合ってできるホコリは、長時間部屋のすみっこに蓄積すると、これをエサにする細菌やカビ、ダニなどが集まって、悪いホコリに変化​​していくそうです。こういった悪いホコリは、肺炎やアレルギー性鼻炎、皮膚炎、ぜんそく･･･そんな病気の原因になりかねません！

さらに、春は花粉や黄砂、PM2.5などの大気汚染物質の飛来も気になります。これがホコリと絡まり合って家の中にたまった日には、想像しただけでくしゃみ、鼻水、そして目がショボショボしてきます。「め、目がー！」。

――「ゴミのようだ」とか言っている場合じゃありません。ゴミですそれ。とにかく、ホコリはためこまずに、無害なうちに（？）取り除くのです！　取り除くべきなのです！　「バルス！（ホコリどっかいけー）」するべきなのです！

ホコリは家の中で起こる気流に乗って移動して、ある一定の場所に集まります。人が歩けばわずかな風が起こり、部屋の隅っこに追いやられるため、ホコリは壁際や家具の周りにたまりやすいのです。

エアコンの場所や家具の位置にもよりますが、ホコリがたまりやすいとされているのは、部屋のすみっこ（あぁ、あの『すみっこぐらし』のキャラがいちいち頭をよぎる･･･）、窓の下、エアコンの下や風のあたる位置、静電気が発生する家電のそば、ソファやカーペットの縁などです。

こうしたホコリがたまりやすい場所を減らすことが、ホコリ対策の近道。要は、部屋に置く物を減らして、ラグとかカーペットとかも敷かないほうがおすすめなのです。なんにもない、漫画『GANTZ』の部屋みたいなのが理想です（ど真ん中にすこぶるじゃまな黒い球が鎮座していますけど）。

でも、そんな殺風景な部屋には住みたくありませんよね。お気に入りの家具に囲まれて暮らすためには、お掃除の仕方が大切になるのです。

そこで、効率的なお掃除をしましょう。ホコリがたまりやすいポイントを見極めて、そこを重点的にたたくべし！

ホコリを減らすお掃除の極意はズバリ「飛ばさない」「広げない」「ゆっくりと動く」。私もそうなんですが、せっかちで急いで掃除をする人、はい、注目ー！　ホコリを舞い上げて広げちゃいますから、ダメ、ゼッタイ。

そして、掃除機やフロアワイパーを使うときは、ゴシゴシ力一杯前後に動かすほどホコリや汚れを広げてしまうので、ゆっくり、一方向に動かして、確実にホコリと汚れをしとめていきましょう。

また、ホコリ掃除はタイミングも超重要！　ホコリが舞い上がっていない朝一番と帰宅直後を狙いましょう。なお、掃除中は窓を開けないように注意。ホコリが舞い上がって他の場所に移動してしまい、うまく取り除くことができなくなってしまいます。窓は閉めた状態でホコリ掃除を行うようにしましょう。

お手軽なお掃除アイテムとしては、とにかくこれを使っておけば間違いない「重曹水スプレー」、拭き掃除の強い味方「マイクロファイバークロス」、除菌から香り付きまで種類が豊富な各種「フロアワイパー」、窓以外にも床、壁、棚にも使える「スクイージー」などがおすすめです。ドラッグストアでほぼほぼ手に入るので、「これなら戦える」というアイテムを一度チェックしてから、ホコリとの聖戦に備えましょう！