2020年1月6日 更新

「アナタとインフルエンザの帰宅」 家のお掃除で感染予防!

『おまえたち人間には信じられないだろうが、私は見えないだけでそこにいる。 座っていた近くで誰かがしたくしゃみの飛沫。つり革で瞬いていた手アブラのヌメリ。そのときは気にしても、時間と共にやがて忘れて、うっかり目や口を触ってしまう。 あくびの涙のように。感染する時が来た』

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インフルエンザは、どうやってうつる?

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「インフルエンザの菌が飛んできて感染する」
そう思っていませんか?
そもそも菌ではなくウイルスなのは置いといて(インフルエンザ菌という菌もいますけど)、インフルエンザウイルスは、基本的に飛んできません。

ではどうやってうつるのでしょう?

それは、あなたがその手で、自分にウイルスをくっつけて感染しているのです。

感染者が触ったり、くしゃみやせきをして飛沫が飛んだりすると、勤務中であればデスクやマウス、通勤中であればつり革などにウイルスがくっつきます。いろんな物にくっついたウイルスは、2~8時間程度感染力を保つという報告もあります。そうしたものを触ることで、知らないうちに手指にウイルスがくっつき、さらにその状態で、手づかみでお菓子を食べたり、目をこすったり、鼻をかいたり…それが感染の原因。

インフルエンザウイルスの主な感染ルートは、手で触ってうつる「接触感染」なのです。

そのため、インフルエンザ予防の基本は「手洗い」。
食事前だけでなく、とにかく顔を触る前には手洗いをする、ぐらいの心がけが大切かもしれません。

また、感染者がせきやくしゃみをするときの「せきエチケット」が推奨されていて、ウイルスをバラ撒いたり、ウイルスのついた手で触らないように注意喚起されています。
(参考)厚生労働省 「せきエチケット」
 

アナタのお家、ここがアブナイ!

さて、あなたの手が感染ルートになりうるのはご理解いただけたでしょうか。
そこで、次に気をつけたいのが、“あなたの手が勝手にウイルスを運ぶ”こと。

仕事などでの外出は避けられませんから、手指にウイルスがくっついてしまうのもまた避けられません。
でも気をつけてください! 帰宅時、あなたが「ただいま!」のあいさつをしたとき、いっしょに、ウイルスが『おじゃましま~す、うへへ、今日はお呼ばれしちゃってすみませんね』と家に上がり込んでいる可能性があるのです。
これを避けるために、帰宅後、すぐに手洗いするとしても、どうしても触ってしまう場所はあるもの。
とくに、注意したいのは「ドアノブ」です。
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ドアノブは、家族みんなが頻繁に触る場所ですから、玄関はもちろん、各部屋、トイレまで、こまめに拭き掃除をすることで、インフルエンザを予防することができるのです。
掃除以外にも、使用前に食器を洗ったり、衣類やシーツ、布団カバーなどもできるだけ早め・こまめに洗濯したりすれば、ウイルスを洗い流せます。

「感染予防」というと、何か専門的な対処法が必要のように感じられますが、ちょっと気をつけた“家事”が、インフルエンザの予防に役立つわけですね。
 

消毒薬で徹底除去!

さて、さらなる感染予防のために、掃除するのにあわせて徹底消毒しましょう。
ドアノブ、スイッチ、蛇口、椅子などのひんぱんに触るもののほか、お子様がいる家庭では、おもちゃなども適宜消毒するとよいでしょう。
代表的な「エタノール消毒」「塩素系消毒」についてご紹介しますので、ぜひお役立てください。
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お掃除+消毒で、予防効果アップ!
【エタノール消毒】
最も消毒力が強いとされる「消毒用エタノール」を使用しましょう(ドラッグストアで購入できます)。
消毒用エタノールは、アルコールの濃度が76.9~81.4%のエタノールです。ティッシュなどに含ませて拭きましょう。そのあと、乾拭きなどをしなくてもそのまま乾くので手軽です。

【塩素系消毒】
「次亜塩素酸ナトリウム」という成分を使用しましょう。
必ず手袋やマスクなどをして、換気をしながら使用します。漂白作用がありますから、色落ちが心配な物には使用せず、また、消毒後、水拭きをしたほうがいいでしょう。
ドラッグストアなどでは1%と6%のものが販売されています。目安として、1%のものは60mL、6%のものは10mLを、3Lの水で希釈して使用しましょう。(製品の使用方法を守って使用してください)
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