2020年9月30日 更新

「アナタとインフルエンザの帰宅」 家のお掃除で感染予防!

『おまえたち人間には信じられないだろうが、私は見えないだけでそこにいる。 座っていた近くで誰かがしたくしゃみの飛沫。つり革で瞬いていた手アブラのヌメリ。そのときは気にしても、時間と共にやがて忘れて、うっかり目や口を触ってしまう。 あくびの涙のように。感染する時が来た』

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インフルエンザは、どうやってうつる?

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「インフルエンザの菌が飛んできて感染する」
そう思っていませんか?
そもそも菌ではなくウイルスなのは置いといて(インフルエンザ菌という菌もいますけど)、インフルエンザウイルスは、基本的に飛んできません。

ではこうしたウイルス性の感染症に、どうやってうつるのでしょう?

それは、あなたがその手で、自分にウイルスをくっつけて感染しているのです。

感染者が触ったり、くしゃみや咳をして飛沫が飛んだりすると、勤務中であればデスクやマウス、通勤中であればつり革などにウイルスがくっつきます。いろんな物にくっついたウイルスは、2~8時間程度感染力を保つという報告もあります。そうしたものを触ることで、知らないうちに手指にウイルスがくっつき、さらにその状態で、手づかみでお菓子を食べたり、目をこすったり、鼻をかいたり…それが感染の原因。

インフルエンザウイルスの主な感染ルートは、手で触ってうつる「接触感染」なのです。

そのため、インフルエンザ予防の基本は「手洗い」。
食事前だけでなく、とにかく顔を触る前には手洗いをする、ぐらいの心がけが大切かもしれません。
とくに、しっかりと石けんを使い、こまめに手洗いをしましょう。
しっかり泡立てた石けんを使うとより効果的ですから、泡ソープなどが便利です。

また、感染者がせきやくしゃみをするときの「せきエチケット」が推奨されていて、ウイルスをバラ撒いたり、ウイルスのついた手で触らないように注意喚起されています。

 (参考)厚生労働省「せきエチケット」
 

アナタのお家、ここがアブナイ!

さて、あなたの手が感染ルートになりうるのはご理解いただけたでしょうか。
そこで、次に気をつけたいのが、“あなたの手が勝手に原因ウイルスを運ぶ”こと。

仕事などでの外出は避けられませんから、手指にウイルスがくっついてしまうのもまた避けられません。
でも気をつけてください! 帰宅時、あなたが「ただいま!」のあいさつをしたとき、いっしょに、ウイルスが『おじゃましま~す、うへへ、今日はお呼ばれしちゃってすみませんね』と家に上がり込んでいる可能性があるのです。
これは、学校帰りの子どもたちも同じですね。
これを避けるために、帰宅後、すぐに手洗いするとしても、どうしても触ってしまう場所はあるもの。
とくに、注意したいのは「ドアノブ」です。
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ドアノブは、家族みんなが頻繁に触る場所ですから、玄関はもちろん、各部屋、トイレまで、こまめに拭き掃除をすることで、手指衛生とあわせて、効果的にインフルエンザを予防することができるのです。
これは、風邪などでも同じことで、とくに、子供や高齢者のいる家庭では、こうした病原体の持ち込みが感染の原因になることに注意が必要です。
掃除以外にも、使用前に食器を洗ったり、衣類やシーツ、布団カバーなどもできるだけ早め・こまめに洗濯したりすることで除菌すれば、ウイルスを洗い流せます。

「感染予防」というと、何か専門的な対処法が必要のように感じられますが、ちょっと気をつけた“家事”が、家族を守るインフルエンザの予防対策に役立つわけですね。
 

消毒薬で徹底除去!

さて、さらなる感染予防のために、掃除するのにあわせて徹底消毒しましょう。
ドアノブ、スイッチ、蛇口、椅子などのひんぱんに触るもののほか、お子様がいる家庭では、おもちゃなども適宜消毒するとよいでしょう。
消毒法としてさまざまな消毒アイテムが販売されていますが、代表的な「エタノール消毒」「塩素系消毒」についてご紹介しますので、予防接種など、ほかの感染予防方法とあわせて、ぜひお役立てください。
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お掃除+消毒で、予防効果アップ!
【エタノール消毒】
最も消毒効果が高いとされる「消毒用エタノール」を使用しましょう(ドラッグストアで購入できます)。
噴霧消毒や手指消毒にも使いやすい消毒剤で、細菌のほかに、新型コロナウイルスなどの、エンベロープと呼ばれる膜をもった、エンベロープウイルスに効果を発揮することから、新型コロナ予防にも広く用いられています。
消毒用エタノールは、アルコールの濃度が76.9~81.4%のエタノールです。ティッシュなどに含ませて拭きましょう。そのあと、乾拭きなどをしなくてもそのまま乾くので手軽です。

【塩素系消毒】
「次亜塩素酸ナトリウム」という有効性の高い塩素系消毒液を使用しましょう。かなり強力な消毒液で、ノンエンベロープウイルスにも効果を発揮しますから、胃腸の感染症として、感染力の高いノロウイルス予防にも効果的です。
必ず手袋やマスクなどをして、換気をしながら使用します。漂白作用がありますから、色落ちが心配な物には使用せず、また、消毒後、水拭きをしたほうがいいでしょう。
ドラッグストアなどでは1%と6%のものが販売されています。目安として、1%のものは60mL、6%のものは10mLを、3Lの水で希釈して使用しましょう。(製品の使用方法を守って使用してください)
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