2020年6月25日 更新

蚊のシーズン到来! 住まいの蚊対策<前編>

今年の夏は、引き続き家で過ごす時間が増えそうです。今のところ、専門家によると蚊がコロナを媒介する可能性はほぼないだろうということですが、ほかの感染症に感染する危険もありますし、蚊がいれば不快には違いありません。住まいの蚊対策は入念に行っておきましょう。

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蚊対策はいつからいつまで行うべき?

蚊といえば夏! そんなイメージが強いですが、蚊の活動時期は、日本では春から秋までと半年以上にも及びます。蚊の活動は気温に関連し、活発になる気温の目安は20~30℃です。そのため、温度が低過ぎても高過ぎても活動は低下し、夏であっても、30℃以上になると活動が停滞するといわれています。ですから、猛暑が続く夏より、春と秋のほうが活動の適温となる時間帯が長くなることもあるのです。

また、猛暑日の昼間は直射日光を避けて木陰などに潜み、朝や夕方に活動する傾向があるので、見かけないからといって油断してはいけません。日差しを避けて避難した木陰に潜み、忍び寄ってくる可能性もあるのです。

【屋外】家の周りのボウフラを退治する

蚊は水場に産卵し、幼虫であるボウフラは水の流れの少ないたまり水を好みます。植木鉢の受け皿などのわずかな水たまりでも産卵するので、家の周りをチェックして、水がたまっていたら捨て、できるだけ蚊が産卵する水場をなくしましょう。自転車カバー雨除けシートのたるみジョウロなどにも意外と水がたまっています。
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とはいえ、梅雨どきは雨も多く、ひんぱんに家の周りを点検してずっと水たまりのない状態を維持するのは至難の業です。もしボウフラを見つけたら、すぐに専用の殺虫剤で駆除しましょう。そのまま、または水で希釈してボウフラの発生源に散布する液剤と、水に溶かしたり薄めたりせずにまく粒剤があります。
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また、水たまりにまくことで、有効成分がボウフラに作用してさなぎの状態で成長が止まり、成虫になるのを防ぐ商品もあります。植物や魚に影響がなく、プランターの受け皿や家庭の排水溝にも使えるものもあるので、使用を検討してみるとよいかもしれません。

このように家の周りでは、1.水たまりをつくらないようにする、2.ボウフラはすぐに駆除するという2段階により、成虫の発生を防ぐことを心がけましょう。

後編では、蚊の出入り口となる玄関や窓と、家の中の蚊対策をご紹介します。
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