ヒスタミンパワー 【花粉症の症状】

ドラッグストアの売り場といえばさまざまなカテゴリーの医薬品コーナー。そうした医薬品につながる、病気と薬の仕組みについて、シンプルに解説していきます。ここでは、「花粉症」に関連した情報をまとめました。

ヒスタミンパワー

かゆみ汁のもとであり、血管を拡張させる物質であるヒスタミン
血管が拡張すると腫れ、その場所だけ血流が良くなり過ぎるので赤くなります(照れて赤くなるのと同じメカニズム)。
さらに強いアレルギーの場合、全身の血管が広がり過ぎて水分が漏れ出し、たまってブツブツになったり、血圧が下がって倒れてしまったりすることも。ヒスタミンの量が増えると、強いパワーを発揮するのです。

このヒスタミンの原料はたんぱく質です。
古くなったサバなどの中では、菌によってたんぱく質からヒスタミンが作られることがあり、それを食べて起こるのがヒスタミン食中毒。
たとえば「サバ(青魚)にあたる」のは、こうして蓄積されたヒスタミンが原因です。