花粉症の薬とかぜの薬 【花粉症と医薬品】

ドラッグストアの売り場といえばさまざまなカテゴリーの医薬品コーナー。そうした医薬品につながる、病気と薬の仕組みについて、シンプルに解説していきます。ここでは、「花粉症」に関連した情報をまとめました。

花粉症の薬とかぜの薬

花粉症の最中にかぜをひくことはあり得ます。
熱があってせきがあって、さらに鼻水がつらい。そんなとき、かぜ薬だけ飲んでおけばいいのか、鼻炎の薬をいっしょに飲んだほうがいいのか、迷うことはないですか?

そもそも、かぜ薬というのは「かぜ」という病気を治す薬ではなく、かぜで起こる発熱や頭痛、せき、鼻炎などの症状をやわらげる薬で、そのなかには熱を下げる成分やせきを鎮める成分とともに鼻炎症状を改善する成分も入っています。つまり、かぜ薬に配合された成分でも花粉症の鼻水を抑えられますから、複数の症状がある場合には、かぜ薬だけで対処可能です。

このように、市販薬は「原因」「病気」ではなく、基本的に「症状」で選ぶのが正解
「鼻炎薬」は「鼻炎に効く薬」というよりは、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」という“症状”に効く薬なのですから。