2021年2月1日 更新

どれを選ぶ? うがい薬【なんとなく成分がわかるまとめ】

うーん、のどの調子が悪い……うがい薬でも買おうかな。なんだか、透明なやつとか茶色いやつとかいろいろあるけど、何か違うのかな――うがいの薬を説明してくれないものか。

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では次に、それぞれの成分について解説していきましょう。
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消毒成分

ポビドンヨード

褐色の、うがい薬の成分としてはもっともポピュラーな成分です。
いろんな種類の病原体に効果を発揮し、一部を除いて、ウイルスにも効果がある消毒力が高い成分なので、感染症対策としてうがいをするならファーストチョイスです。
ただし、直接、のどの炎症を抑えるはたらきはもっていません

セチルピリジニウム塩化物(CPC)

無色透明の殺菌成分で、ポビドンヨードほどいろんな種類の病原体に効果を発揮しませんが、歯磨きペーストや洗口液などの殺菌成分としても配合されています。
炎症を抑えるはたらきはありません。

抗炎症成分

水溶性アズレン

青紫色をした、抗炎症作用をもつ成分で、のどの腫れに効果を発揮します。
ただし、消毒作用はありません

グリチルリチン酸二カリウム

無色の抗炎症作用をもつ成分で、のどの腫れに効果を発揮します。
ただし、消毒作用はありません

まとめ

うがい薬は、「のどの消毒」か「のどの腫れ」で使い分けましょう。
そして、場合によっては「味」も気にしてみましょう。
製品ごとの使用上の注意についても、お店で相談するのをお忘れなく!

ちなみに、「消毒」や「殺菌」についてはコチラ

「殺菌」「滅菌」「消毒」「除菌」「抗菌」の違い、ご存知ですか?
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