2019年8月26日 更新

蚊によってうつる感染症から子どもを守るには

暑くなると登場する蚊。親は子どもの虫さされが気になりますよね。今回は、蚊が運ぶウイルスによってうつる病気について知り、子どもの感染を防ぐためにできることを考えていきたいと思います。

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子どもを感染から守るために蚊に刺されない対策を!

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デング熱やジカウイルス感染症のような予防するワクチンや治療薬のない病気にかからないようにするには、蚊に刺されないように注意するしかありません。

家の中では、蚊取り器をつけて薬剤の濃度を一定にキープしておき、それでも蚊が入ってきたり蚊がいることがわかったりした場合は、プッシュ式の蚊取りを使うなど、蚊取りや殺虫剤を組み合わせて蚊を退治しましょう。

蚊のいるような場所に行くときには、肌を露出しないよう長そで長ズボンを着用し、素足でサンダル履きは避けて靴を履くことをおすすめします。また、虫を近づけないために、虫よけを活用し、効果の持続時間が切れる前に定期的に塗りなおすなど適切に使用することが大切です。とくに妊娠中の女性や、小さな子どもは、蚊に刺されないように注意しましょう。

妊娠中でも赤ちゃんでも使える! イカリジンの虫よけ

“イカリジン”は、2015年に承認された比較的新しい成分で、2016年に国内で初めて“イカリジン”を有効成分とする虫よけが発売されました。

“イカリジン”は、虫のにおい受容体に作用し、人を吸血源として認知することを妨げて、忌避効果を発揮すると考えられています。皮膚への影響や健康被害などの報告が少なく、刺激臭をもたないことが特徴です。そのため小さな子どもに対しても年齢や回数などの使用制限がありません。また、繊維を傷めないので、衣類に付いても心配なく、服の上からでも使えます。小さな子どもには、大人が手に取ってから塗ると、口や鼻からの吸引を防げます。

さらに、2016年に高濃度製剤が承認され、より長もちする虫よけが登場しました。ここで注意したいのが、濃度は効き目の強さではなく、持続性に比例するという点です。ただし、汗をかいたり、水遊びなどでぬれて肌を拭いたりした場合は、商品に記載されている効果の持続時間にかかわらず付け直しましょう。

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、世界各国からの旅行者が増えることにより、感染症の流行するリスクは高まります。それを見据えて、蚊が媒介する感染症についても、一人ひとりが意識を高めて対策をし、感染リスクを減らすよう心がけましょう。
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