2019年8月26日 更新

蚊によってうつる感染症から子どもを守るには

暑くなると登場する蚊。親は子どもの虫さされが気になりますよね。今回は、蚊が運ぶウイルスによってうつる病気について知り、子どもの感染を防ぐためにできることを考えていきたいと思います。

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蚊による主な感染症

デング熱
日本では2014年、約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認されました。代々木公園やその周辺を訪れた人にデング熱の流行が拡大。デング熱は蚊によってうつる感染症で、代々木公園内の蚊にウイルスがみつかり、蚊の駆除作業のため、公園は閉鎖になりました。しかしその後も感染者が相次ぎ、2014年の感染者数は160人と報告されています。

感染しても無症状の場合もありますが、典型的な症状として、急な発熱や激しい頭痛、関節痛や筋肉痛、目の奥の痛み、発疹などが現れます。重症化したものはデング出血熱と呼ばれ、全身の出血に伴いショック症状に見舞われることもあり、幼い子どもは死に至ることも。ワクチンは海外の一部の国で使用されていますが、国内では未承認です。

ジカウイルス感染症
ジカウイルス感染症も、デング熱と同じく蚊によってうつる病気です。2015年以降、中南米を中心に広がっています。症状が現れるのは感染者の約2割。軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉や関節の痛みなどが主な症状で、デング熱と比べると症状は軽いのですが、妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響が出ることも。ブラジル保健省は、妊婦のジカウイルス感染と胎児の小頭症に関連がみられると発表しています。

現在、ジカウイルス感染症を予防するワクチンはありません。一日も早いワクチンの完成が待たれます。

日本脳炎
日本脳炎も蚊によってうつる病気で、日本脳炎ウイルスにより発生します。以前は子どもや高齢者に多く見られました。発病すると、突然の高熱、頭痛、嘔吐などの症状が現れ、意識障害や麻痺などの神経系の障害を引き起こすこともある病気です。

一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した人の20~40%が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。
日本脳炎は症状が現れた時点ですでにウイルスが脳内に達し、脳細胞を破壊しているため、治療の難しい大変な病気ですが、ワクチンが予防に有効なことが証明されています。

ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができるという報告も。多くの地域では標準年齢の3歳からになっていますが、希望すれば生後6カ月以上であればいつでも接種可能で、患者数が多い地域などでは6カ月から接種したほうがよいという意見もあるようです。心配な方はかかりつけの小児科医に相談してみてはいかがでしょうか。
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