―前回までのあらすじ―
ドラッグストアで働く平気くん。かぜと花粉症でお困りのお客様(真面目さん)に、おすすめの薬を取りに行ったところ、そこで出会った薬の妖精「禁忌kids(きんきキッズ)」に、かぜ薬と鼻炎薬の併用は「禁忌(してはいけないこと)」だととがめられてしまいました……。
ドラッグストアで働く平気くん。かぜと花粉症でお困りのお客様(真面目さん)に、おすすめの薬を取りに行ったところ、そこで出会った薬の妖精「禁忌kids(きんきキッズ)」に、かぜ薬と鼻炎薬の併用は「禁忌(してはいけないこと)」だととがめられてしまいました……。
前回のおはなし:「かぜで花粉症なら何を飲めばいいの?」の巻
だったら、使える薬はあるの?
平気くん(以下 平気)「いっしょに使っちゃダメだし、片方だけ使っても運転しちゃダメだっていうし。だったら、車で営業に回る真面目さんにおすすめするものないじゃん!」
と、困り顔の平気くん。
キーくん(以下 キー)「まあ、ないわけじゃないけどな」
少し得意げにキーくんが返します。
平気「なんだよ、そのかぜにも花粉症にも使って平気だっていうやつ、早く教えてくれよー!」
一刻も早く真面目さんに薬を届けてあげたい平気くんは、キーくんにくってかかります。
と、困り顔の平気くん。
キーくん(以下 キー)「まあ、ないわけじゃないけどな」
少し得意げにキーくんが返します。
平気「なんだよ、そのかぜにも花粉症にも使って平気だっていうやつ、早く教えてくれよー!」
一刻も早く真面目さんに薬を届けてあげたい平気くんは、キーくんにくってかかります。
キー「まあ、待てよ。一刻を争う重病ってわけじゃないんだから、慌てなくても大丈夫だろ。もう少し情報をくれ。その人は体力ありそうか?」
平気「体力? そんなの関係あるのか? 真面目さんはバリバリ外回りしてるからそれなりに丈夫だよ。ふだんはサッカーもやってるっていうし」
キー「そうか。だったら高齢者ってわけでもないんだな?」
平気「なんだよ今度は。若者だろうが、じいさんだろうが、ダメ元で試してみようぜ! 平気だろ? 効かなきゃ、別のを飲ませればいいんだし」
平気「体力? そんなの関係あるのか? 真面目さんはバリバリ外回りしてるからそれなりに丈夫だよ。ふだんはサッカーもやってるっていうし」
キー「そうか。だったら高齢者ってわけでもないんだな?」
平気「なんだよ今度は。若者だろうが、じいさんだろうが、ダメ元で試してみようぜ! 平気だろ? 効かなきゃ、別のを飲ませればいいんだし」