【問題】「かぜ薬」って、何?
どんなドラッグストアにも必ず売っている、お薬の代表格ともいえる「かぜ薬」。
かぜのときに飲む薬なのはわかっていても、「かぜ薬」とは一体何なのか、わかりますか?
かぜ薬が何なのかも知らずに、「やっぱりかぜ薬は“○○”でしょ」「つらくても休めないときはコレだよね」などと、思い込みで薬を使っていませんか?
「かぜ薬の真の姿に思いをはせるなんて、素晴らしいですね」
かぜのときに飲む薬なのはわかっていても、「かぜ薬」とは一体何なのか、わかりますか?
かぜ薬が何なのかも知らずに、「やっぱりかぜ薬は“○○”でしょ」「つらくても休めないときはコレだよね」などと、思い込みで薬を使っていませんか?
「かぜ薬の真の姿に思いをはせるなんて、素晴らしいですね」
――そうおっしゃるのは、ドラッグストアにわりと詳しいネコ先生。
ネコ先生:
「かぜ薬」には、さまざまな銘柄があって、いろんな成分が配合されていますが、効能・効果は一定の範囲に決められているんですよ。
――それは、どの薬を使っても効き目がいっしょということですか?
ネコ先生:
それを解説する前に、“かぜ薬の基本”をお話ししましょう。
そもそも「かぜ薬」というのは、必ず熱を下げる成分を配合しなければなりません。
つまり、「かぜ薬は熱を下げる薬」といえるのです。
――でも、かぜのときにはせきや鼻水も出ますし、そういう症状にもかぜ薬が効くのでは…?
ネコ先生:
それは、「熱を下げる薬」に、それ以外の症状に効く成分をいろいろと組み合わせて配合することができるからです。
――その組み合わせで、かぜ薬の効き目が変わるということですか?
ネコ先生:
そのとおりです。かぜ薬には最大、11種類の「効き目」である「症状」が認められています。
――かぜの症状って、11個もあるのですね!
ネコ先生:
あらためて数字にすると多く感じますよね。
「かぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、たん)の緩和」が最大限の効能・効果です。
基本の「熱を下げる」成分で、「発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み」の6つがカバーできます。
これがかぜ薬の基本、というわけです。
――熱を下げる成分で、痛みも止まるのですか?
ネコ先生:
そうなんです。熱を下げて痛みも止める成分なので「解熱鎮痛成分」と呼ばれます。
そして、この熱や痛みに効く成分に、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」「せき」「たん」それぞれを抑える成分を加えると、11症状のすべての効き目をもつかぜ薬、そう、「総合感冒薬」のできあがりです! 「感冒」はかぜのことです。
ですから、配合成分によっては、「総合」じゃない感冒薬もあるんです。
――かぜ薬のすべてが総合感冒薬ではないのですね。
ネコ先生:
はい。多くのかぜ薬は「総合感冒薬」ですが、なかには、たとえば「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」の効能・効果がないかぜ薬などもありますから、ドラッグストアで、かぜ薬をチェックしてみるとおもしろいのではないでしょうか。
――なるほど、かぜ薬を買うときは、ちょっと注意してみることにします。ところで、良いかぜ薬の選び方はありますか?
ネコ先生:
「かぜ薬」には、さまざまな銘柄があって、いろんな成分が配合されていますが、効能・効果は一定の範囲に決められているんですよ。
――それは、どの薬を使っても効き目がいっしょということですか?
ネコ先生:
それを解説する前に、“かぜ薬の基本”をお話ししましょう。
そもそも「かぜ薬」というのは、必ず熱を下げる成分を配合しなければなりません。
つまり、「かぜ薬は熱を下げる薬」といえるのです。
――でも、かぜのときにはせきや鼻水も出ますし、そういう症状にもかぜ薬が効くのでは…?
ネコ先生:
それは、「熱を下げる薬」に、それ以外の症状に効く成分をいろいろと組み合わせて配合することができるからです。
――その組み合わせで、かぜ薬の効き目が変わるということですか?
ネコ先生:
そのとおりです。かぜ薬には最大、11種類の「効き目」である「症状」が認められています。
――かぜの症状って、11個もあるのですね!
ネコ先生:
あらためて数字にすると多く感じますよね。
「かぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、せき、たん)の緩和」が最大限の効能・効果です。
基本の「熱を下げる」成分で、「発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、関節の痛み、筋肉の痛み」の6つがカバーできます。
これがかぜ薬の基本、というわけです。
――熱を下げる成分で、痛みも止まるのですか?
ネコ先生:
そうなんです。熱を下げて痛みも止める成分なので「解熱鎮痛成分」と呼ばれます。
そして、この熱や痛みに効く成分に、「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」「せき」「たん」それぞれを抑える成分を加えると、11症状のすべての効き目をもつかぜ薬、そう、「総合感冒薬」のできあがりです! 「感冒」はかぜのことです。
ですから、配合成分によっては、「総合」じゃない感冒薬もあるんです。
――かぜ薬のすべてが総合感冒薬ではないのですね。
ネコ先生:
はい。多くのかぜ薬は「総合感冒薬」ですが、なかには、たとえば「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」の効能・効果がないかぜ薬などもありますから、ドラッグストアで、かぜ薬をチェックしてみるとおもしろいのではないでしょうか。
――なるほど、かぜ薬を買うときは、ちょっと注意してみることにします。ところで、良いかぜ薬の選び方はありますか?
ネコ先生:
それが大事なところですね!
「お気に入りのかぜ薬が一番!」という気持ちも大切なのですが、やはり「良いかぜ薬=自分の症状に合ったかぜ薬」といえるでしょう。
症状に合ったものを選ぶには、配合成分の特徴を知らなければなりません。
でも成分はよくわからない。
そんなときこそ、“まず相談”です!
それが大事なところですね!
「お気に入りのかぜ薬が一番!」という気持ちも大切なのですが、やはり「良いかぜ薬=自分の症状に合ったかぜ薬」といえるでしょう。
症状に合ったものを選ぶには、配合成分の特徴を知らなければなりません。
でも成分はよくわからない。
そんなときこそ、“まず相談”です!
ネコ先生:
相談のときは、まず“とくにつらい症状”を伝えるとスムーズです。
大人しか使えないシャープな効き目の成分を配合したかぜ薬や、とくに痛みを抑える成分の数を増やしたかぜ薬、せきやたんをラクにする成分を多く配合したかぜ薬などがあります。
ぜひ、お店の専門家(薬剤師、登録販売者)と相談しながら、自分に合ったかぜ薬を選んでいただきたいですね。
――なるほど。先生、ありがとうございました。
というわけで、問題の答え
【解答】
「かぜ薬」は熱を下げる薬。
ただし、熱を下げる以外にも、いろいろな成分が配合されるので、自分に合ったものを選びましょう。
「かぜ薬」は熱を下げる薬。
ただし、熱を下げる以外にも、いろいろな成分が配合されるので、自分に合ったものを選びましょう。
でした。
アナタのお気に入りのかぜ薬は、総合感冒薬でしたか?
自分に合ったかぜ薬を選べるようにしておくと良いですね。
アナタのお気に入りのかぜ薬は、総合感冒薬でしたか?
自分に合ったかぜ薬を選べるようにしておくと良いですね。
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